【コラム】運勢鑑定士 西敏央先生 “運のお話” 4月15日号

「運」と一言で表しても、捉え方や使い方はまさに人それぞれ。
でも決して生活や人生を束縛してしまうものではない…。
もっと気楽に上手に「運」を身近なものに感じる事が出来る、そんな「運のお話」です☆

『人生に織り込み済みの凶』

「全ての凶を避ける」

というのは、目指すべき理想としては、
ある程度まで問題なし。

そういう生き方をすることで、
結果として、余計な凶は減り、
運が底上げされます。

けれど、それが度を越して、
単なる目安や目標で止まらず、
絶対条件や強烈な制約になると、
話は全く別です。

「全ての凶を避けたい」

と神経質になる気持ちや、

「全ての凶を避けよう」

と無理をする言動は、
そうなってしまう時点で、
すでに運の良くない状態にあります。

また、そういう生き方を続けることで、
運は不自然に消耗され疲弊していき、
どんどん運は下降していきます。

これは他人事では決してなく、
僕自身にも当てはまる悪運のシナリオです。

ここまで、“凶”という言葉を、
災厄の代名詞として使ってきましたが、
これを以下と入れ替えてみてください。

★病気や怪我
★誤解や失敗
★人間関係の摩擦

どれも避けたいと望み願うのは、
人として当然のことです。

その生き方に間違いなし。

けれどそれが暴走し、

「病気になってはいけない」
「失敗をしたらダメだ」
「人と揉めたら終わり」

という束縛にすり替わってしまうと、
運も縁も停滞の一途を辿ります。

運だけに限らず、
健康や仕事や交際も、
全ての自然での営みは、

「ある程度までの凶」

を受け入れる余地があります。

要するに。

「ちょっとくらい転んでも死にはしない」
「時々、倒れても問題なし」
「1度や2度の喧嘩はあってこそ人」

というわけです。

僕たちの人生に、凶は織り込み済みです。

それは決して悲観的な意味ではなくて。

それも含めての、幸運と良縁です。

幸せな人とは、凶を受け入れる余地があるのです。

凶を排除するのが上手な人ではなく、
凶の取り扱いが上手な人こそ、
運が良いし、運が良くなると言えます。

ここまでの“凶”も、
他にある多くの災厄に代替可能です。

運の世界には、

★凶時期
★凶方位
★凶家相

など、不吉な名称の、
様々な悪印象がゴロゴロ存在します。

それらを避けようとする意思は吉。

けれど、避けねばならぬという限定は、
それこそが凶を孕む(はらむ)危険な誤解。

凶とは、無理なく付き合ってこそ吉。

それでは☆

 

記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
記事執筆:有限会社西企画 代表取締役/運勢鑑定士 西 敏央 先生(にし としひさ)
掲載:編集部

秩父新報「特選市場」

秩父地域内から全国のお役立ち情報まで掲載のWebメディアであり、読者の生活を“ちょとだけ”でも豊かにしたい、そんな新聞が自信を持って特選する「逸品」を取り揃えた市場が開設されました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

three × 1 =