総務省消防庁、「うんこドリル」キャラクターと連携した救急分野の広報実施

昨年(平成30年)の救急出動件数は、速報値で約661万件、搬送人員数は約596万人と、いずれも過去最多となっており、救急車の適正利用は重要な課題だとしている。

救急安心センター事業(♯7119)というのはご存知だろうか。

救急安心センター事業(♯7119)とは、救急車を呼ぶか迷った場合に専門家が相談に応じる電話相談窓口であり、救急車の適正利用対策としても有効で、既に全国15地域(国民の43.3%をカバー)で実施されている。しかしながら、この存在が未だ普及と認知がされていない現状もあるのも事実だとしている。

その課題解決のひとつとして、この度、「うんこドリル」キャラクターと連携した救急分野の広報実施する。

「うんこドリル」と連携した広報のねらいは、株式会社文響社の協力を得て、子供たちに訴求力の高い「うんこドリル※」と連携することにより、幅広い年齢層への救急安心センター事業(♯7119)、応急手当等の認知度を上げることを目的としているとのことだ。この取組は、消防庁ホームページ内に、特設ホームページを設け、救急安心センター事業(♯7119)や応急手当等を題材としたイラストや4コマ漫画、動画等の公開を予定している。

※うんこドリル とは
文響社が出版する、全ての例文に「うんこ」を使った学習ドリル。平成 29 年3月に第一弾として発売された『うんこ漢字ドリル』(小学1〜6年生向け)は、発売後 約2か月で 150 万部を突破。その後、算数ドリルや未就学児向けのものなどラインナップを続々と増やし、現在ではシリーズ 520 万部の発行となっている。

引用:総務省消防庁

当該取り組みがどの様な効果を生み出すのかは未知数だが、近年急増する救急需要に対しての対策は必要である。生命を守る為には、救急車が到着するまでに、居合せた人が応急手当を実施することの重要性が指摘されている。その実施率は 49.9%(平成29年中)にまで向上はしているが、更に一層の普及・啓発が求められているのも事実。幅広い年代層に救急安心センター事業とは何か、実際に利用する方法など、この事業を通じて認知されていくことを願いたい。

記事:編集部

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