平成29年 秩父川瀬祭 地域に根付く人と人とのつながり

7月19日の宵宮、20日の本祭を経て、平成29年の秩父川瀬祭が無事に幕を閉じた。

秩父川瀬祭は12月3日の秩父夜祭と対比するお祭りとされ、夜祭に対して昼間の祭り、冬に対して夏、山に対して川、そして「大人の祭り」に対して「子どもの祭り」とされるが、子どもも大人もこの祭りに関わる者たちは力を合わせ、声を出し、綱を引き、今年の祭りを盛り上げた。

街を練り歩く八町の屋台・笠鉾には、その年の小学六年生を中心に囃子手(囃し子)が選ばれ、屋台・笠鉾の先頭部に乗り「ほーりゃーい」と声を合わせて引き手を鼓舞する。

花笠をつけた拍子木、曳き子の子供たちも猛暑の中、二日間を一生懸命声を出し、綱を引いた。

そんな子どもたちを支えるのが、各町会の大人たちだ。昔、囃子手を経験した生まれも育ちもその町会の者もいれば、結婚や仕事を機に移り住んだ者、仕事に従事して関わる者、近隣町会で繋がりを持つ者など面々豊かだ。

その町会を愛する気持ちやこの祭りへの思いというものは、大人も子どもも地元町会も近隣町会も関係ない、一生懸命 屋台・笠鉾を動かし、それぞれの役割を全うする。

「子どもの祭り」と言われるが、生まれながらにして、また縁あって、子どもも大人も『祭り関係者』という貴重な経験をすることができることは、大変羨ましく思う。

この貴重な経験は、各世代との接し方や人とのつながりを学ぶ機会でもあり、さらに人間を大きくするように感じる。

この経験を経て子どもたちは成長し、大人の祭りである「秩父夜祭」を担い、また「秩父川瀬祭」を大人の役回りとして担っていく。
都会ではなかなか味わうことが少なくなった人とのつながりが、この秩父地域では熱く根付く。

そういった人のつながりも含め、次の世代へと大切に繋いでいきたい秩父地域の伝統行事のひとつだ。

無事に幕を閉じた川瀬祭。今年も暑い夏を乗り切れそうだ。

記事:編集部

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