【動画】城峯神社 春の例大祭・城峯山は山開き

平成30年5月3日、城峯神社(秩父市吉田石間4716)では春季例大祭が執り行われた。

心配された雨予報は前日に繰り上がり、境内からは雲海広がる秩父連山を見渡すことができる幻想的な光景となった。

冬季は雪や凍結の恐れから道路が閉鎖され近づくことができないため、この例大祭に合わせ氏子の方々や崇敬者・観光客が多く訪れ、境内は遅い春を祝う人で賑わいを見せた。

山門(鳥居)から社殿に向かう参道は杉の並木道となっておりそれに沿って千本旗が並ぶ。

この千本旗には、家内安全・交通安全・商売繁盛などの願いが込められている。

社殿前にはオオカミの御眷属様が鎮座する。古より火災や盗難、疫病の守り神として地域を守ってきたといわれ、オオカミが崇められるお犬様信仰が篤い。

境内には神楽殿があり例大祭への奉納で『漆木(うるしぎ)神楽』の舞があり、社殿では氏子および崇敬者の参列のもと祭典が行われた。地域の安全・無病息災を祈り、また山の安全を祈願した。

あわせて同日、秩父市・皆野町・神川町の境界にある城峯山(標高1,037メートル)は山開きを迎えた。
昼頃には登山道から境内へ到着した登山客の姿も多く見られ、神社への参拝とともに祭典や神楽、境内の景色を楽しんだ。

山の上の尊い場所は山や地域の安全を祈りながら、秋頃まで静かに来訪者を迎え入れる。

当日の境内・祭典の様子は動画でもご覧いただきたい。

取材・記事:編集部

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