【コラム】運勢鑑定士 西敏央先生 “運のお話” 5月15日号

「運」と一言で表しても、捉え方や使い方はまさに人それぞれ。でも決して生活や人生を束縛してしまうものではない…。
もっと気楽に上手に「運」を身近なものに感じる事が出来る、そんな「運のお話」です☆


『吉方位のおかげで得すること』

『吉方位のメリットは?』
『方位でこれまで得したことはある?』
『吉方位の効能はいつ頃出てくるの?』

そんなご質問をいただくことがあります。

正直なところ、凶方位の苦い思い出ならば、
いくつかすぐに思い出せるのですが、

(病気や事故など)

『吉方位に行ったことによる具体的なメリット』

は、実はこれといった手応えがありません。

もちろん、旅行先での面白い出会いや、
吉方位転居での楽しい思い出はあります。

けれど、

『吉方位へ行ったら、○年後に、こんな凄いラッキーがあった!』

みたいな美味しい成功体験は、
ゼロと言っても良いくらいです。

方位学をご紹介する立場にありながら、
そのメリットを明確に伝えられないのは、
申し訳ない限りです。

ちなみに。

書店へ行けば、またはネット検索をすれば、
宝くじが当たるとか、出世成功するとか、
結婚できるだとか色々な話は見つけられるでしょう。

けれど、それって何というか、
個人的にあまり好きではなくて、
真に受け期待したことは一度もありません。

上手く言えないのですが、
僕にとっての吉方位との向き合い方って、
もっと曖昧でライトなものです。

藁をもすがるような、切羽詰まった欲求は皆無です。

振り返ってみると、物心付く前から、
毎年のように継続的に吉方位へ出かけていると、
自分の身に起こるどの出来事が、
どのお出かけに紐づいているのか、
自覚できなくなってしまうのかもしれません。

本来、過去の吉方位履歴を、
もっとしっかり管理すべきなのでしょうが、
そちらに注ぐエネルギーは全て、
未来の吉方位旅行計画の立案に使ってしまっています。

なぜならば。

『これまでに行った得』

よりも、

『これから行く楽しみ』

こそが、自分の原動力になるからです。

僕にとっての吉方位のメリットとは、
費用対効果ではなく、
モチベーションやきっかけです。

吉方位があるから、目指せる未来があります。

吉方位でもなければ、行けない未来があります。

僕が語ることができるのは、
過去、どれだけの嬉しさがあったかではなく、
これから未来に、どれだけの嬉しさが待っているかです。

吉方位旅行でも、吉方位転居でも、
基本的にその考え方は同じです。

どうだったかの検証より、
どうするかの計画の方が、大事。

そして、吉を取った履歴は、
その都度、更新されて忘れちゃう。

で、忘れた頃にやってくる、
自分でも自覚できないような幸運と良縁、
それが吉方位の効能なのだろうと考えます。

本当に、一生懸命、吉方位を目指す方には、
残念な話に聞こえてしまうのでしょうが、
僕にとっての吉方位とは、
上記だけでも十分に、魅力的です。

それでは☆

記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
記事執筆:有限会社西企画 代表取締役/運勢鑑定士 西 敏央 先生(にし としひさ)
掲載:編集部

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