本日より七十二候の「金盞香(きんせんかさく)」に入ります。
二十四節気「立冬」の末候になります。
さて、この字や読み方を見ると、みなさま、あの黄色やオレンジ色の「金盞花(きんせんか)」を想像されると思いますが、実はこの候では「水仙」を表していて、まさに”水仙の花が咲き始める頃”という意味です。
”金盞”とは”金色の盃”のことをいうそうで、水仙の花の中央にある、あの黄色のラッパ状の部分(副花冠というそうです)をその”金盞”にたとえられているのだとか。
そこから水仙は”白い花びら=白銀の台””中央の黄色の副花冠=金盞”として、「金盞銀台(きんせんぎんだい)」という異名を持っているのですって。なんとも優雅な名前です(^.^)
水仙は初冬から早春まで、寒々しい外の景色の中で寒さにも負けず、私たちの目を楽しませてくれますが、別名は「雪中花」というそうで、まさに降り積もった雪の中でもまっすぐに茎を伸ばしてきれいな花を咲かせている姿がぴったり!
優雅な名前や凜とした姿を持つ水仙。今まではなんとなく”咲いてるなぁ”と思いながら通り過ぎていましたが、今冬はじっくり”金盞”を眺めてみようと思います(*^^*)
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
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