みやのかわ商店街、秩父の地酒を下田の海中へ。いよいよ熟成開始

2018年10月12日(金曜日)、みやのかわ商店街振興組合(秩父市宮側町 理事⻑:小泉貴之 以下、みやのかわ商店街)は、以前秩父新報の記事『秩父「みやのかわ商店街」下田の海に秩父の地酒を投じ“海中熟成酒”作りに挑戦、クラウドファンディングで支援集める』で取り上げた『海と山の恋物語〜秩父・下田連携プロジェクト〜』(委員長:みやのかわ商店街前理事長 島田憲一 以下、秩父下田連携プロジェクト)の一環として、返礼品と試飲会並びに試作用の各種お酒を海中熟成させるために、秩父の地酒を静岡県下田市(市長:福井祐輔)の海中へ沈めた。

この、互いの地域に無いものを、互いの地域にあるもので掛け合わせることにより、共に地域を盛り上げていこうという取り組みは、支援金を募るためにクラウドファンディング、振込、現金受付を同時に行い、目標額に近い支援金を集めることに成功している。その第一段階の活動を8月末に終え、いよいよ具体的な段階に移行したのだ。

委員長の島田憲一氏は

応援していただいた皆さまの気持ちを受けて、いよいよ実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。この海中熟成が成功することにより、未来的に様々なことを考えていくことができます。一本一本の販売は勿論ですが、秩父でしか飲めない、下田でしか飲めない、といった、両地域の宿泊施設、飲食店のメニューとしての海中熟成酒提供も考えていくことができます。それが年間を通して提供していくものとなれば、互いの地域にとって大変面白い企画となります。引き続き、未来に続く連携プロジェクトとして、応援をよろしくお願いいたたします。

と語った。

海中に沈める作業は、秩父から出向いたメンバー、そして下田のメンバーが互いに手を取り合い進められた。知恵と汗を出しながら笑顔で携わるその姿には、海中熟成の成功如何に左右されることなく、両地域の継続的な連携という未来に繋がっていくであろうと感じさせてくれた。そんな姿を動画でご覧いただきたい。

この次の段階は引き揚げとなり、時期は来年5月を予定している。その引き揚げの際には、秩父、下田の両地域でイベントを催す予定であるとのことだ。

日本一の水揚げ量を誇る下田のキンメダイを、秩父の豊かな自然から生み出された味噌や日本酒造の酒粕で加工し、また新たな「秩父・下田の連携による特産品の開発」も視野に入れているという。秩父下田連携プロジェクト、これから先の動向にも注目だ。

記事:編集部

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