〜利用シーン1位は「移動中」で、約9割が ”ながら利用”〜
皆さんは「オーディオブック」を使用したことがあるだろうか。
「オーディオブック」とは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」である。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しむことができる。
このたび、株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也)は、自社が運営するオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の利用者1,698名を対象にオーディオブックの利用傾向に関するアンケート調査を行った。
オーディオブックを利用するきっかけや利用したことで変わったこと、オーディオブックの魅力など、その調査結果を紹介しよう。(※以下、audiobook.jp調べ)
オーディオブックを使った人の約半数が「読書する機会増えた」
「オーディオブックを使って読書習慣に変化はあったか」という質問をしたところ、約半数が「オーディオブックを使用して読書する機会が増えた」と答えた。次いで「オーディオブックをきっかけに原作を読んだ」(14%)、「本屋や図書館に行く機会が増えた」(10%)という回答が多く、約7割の方が、オーディオブックを使ってからの方が、読書習慣が活発になっていることがわかった。「活字離れ」が叫ばれている昨今において、音声で得た興味関心が、活字を読むきっかけとなっていると言える。
利用シーンは「移動中」が圧倒的多数!それ以外も”ながら読書”が約9割に
「どんな時にオーディオブックを使用しますか?」という質問には、「移動時間」と答えた人が約6割と最多に。ほかの回答では、「家事中」「運動中」「入浴中」「育児中」など何かをしながら使用する「ながら読書」が中心で全体の約9割に達した。オーディブック利用者は、何かをしながら同時に情報やコンテンツに触れていたいという意欲があることがわかった。
一番の魅力は「時間を効率化できる」こと
「オーディオブックの一番の魅力は何ですか?」という質問に対しては、「時間を効率化できること」と答えた人が半数に上った。次いで「読書量が増えることで知識量が増える」(30%)、「読書が苦手でも本を楽しめる」(20%)となった。この結果から、効率よく時間を使いつつ知識量を増やしたいという、知識吸収への意欲が高いことがわかる。
利用のきっかけは“時間の有効活用”が最多
オーディオブックを利用したきっかけについては、「時間の有効活用のため」と答えた人が最も多く、それ以外にも「老眼や視力低下で本を読むのが難しい」「読書が苦手だった」「好きな声優が読んでいるから」など様々な理由が利用のきっかけになっていることがわかった。
■調査概要
調査方法 :インターネットによる調査
サンプル数:1698名
実施期間:2018年6月23日~6月29日
調査対象者:全国の「audiobook.jp」利用者
当初、オーディオブックはカセットやCDに収められた状態で販売されていたが、現在はデジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンなどの普及により、インターネット上で音声ファイルをダウンロードする形が主となり、手軽にオーディオブックを携帯できるようになった。
だが、そのことで、本を買い、“読書” をすることが減っているのであろうが、”オーディオブックを利用することで読書の機会が増えた”というのは、なかなか興味深いところだ。
”耳のみ”で得たものを、今度は”目で”見て確かめたい・・と思うのが、人の常なのであろうか。
記事:編集部
コメントを残す