非常識が戦争勃発を助長する

北朝鮮がミサイルを発射、失敗というニュースを受けた。
米国トランプ大統領が布陣した米軍艦隊が睨みを利かせるこの時期に。

「相変わらず非常識だ」

という意見が多いだろう。
でも、この世の戦争の始まりは全て非常識だ。

「先に攻撃したら最後、後は応酬のスパイラル」

こんなことは、現在すでに起きてしまっている戦争の状態を鑑みても、誰でも容易に想定できる。それにもかかわらず、攻撃をする、仕返しをする、という事を起こしてしまう。そして続けてしまう。

これも、紛れもない非常識である。
そう、非常識が戦争を生み出す、そう言っても過言ではない。

現在の北朝鮮を絡めた緊張状態。
日本で報道されているものと、各国が報じる緊張状態は、感覚的に似て非なるものである。要は、温度差を感じる。

現在の緊張状態は、我が国の歴史を見ても、相当緊迫してしまっている状態なのだが、世間を見ても、そのような判断になっていない感覚を受ける。まだまだ対岸の火事で収まっているのではないだろうか。

中国、ロシアですら国として報じている「これ以上刺激してはいけない」という内容、米国並びに各国メディアが「いつ何があってもおかしくはない非常に危険な状態である」と報じている内容を見ると、戦争を身近に感じている国々が、今の状態は戦争突入の危機的状況と判断していると理解できる。

米国関係国であり、距離的に近隣で、仕返しの対象となり得る我が国の危機意識は、現実を受け止められていない気がしてならない。攻撃をする事を支持し、攻撃があったならば承認する、そういった国の体制があるならば、それこそが危機であり、非常識である。

韓国も日本も、抑止すべきは米国の攻撃なのではないだろうか。

米国トランプ大統領が布陣をした米国艦隊。
もしそこが攻撃をしてしまったら、間違いなく、韓国は勿論、日本は身近な攻撃対象となることを忘れてはならない。そういう位置にいることを、日本は広く知るべきである。

先制攻撃も、防衛応酬も、攻撃には変わりはないが、全く違う。
被害はいずれも同じようなものだが「その後」は180度違う。先制攻撃こそが非常識なのだ。

先制攻撃は、何としても避けねばならない。それが始まってしまったらもう手が付けられない。
先制攻撃は戦争の引き金であり、非常識、そこには何の正義も正当性も無いことを理解せねばならない。

各国の非常識が、戦争を引き起こす。
今ならまだ防げる道に、国も国民も力を注ぐべきである。身近な大切な人が戦禍に巻き込まれないうちに。

戦争だけは、いかなる理由があれども肯定し、擁護してはならない。

記事:編集長 佐藤秀光

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