本日より七十二候では「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」に入ります。
二十四節気「春分」の末候です。
なんだか「雷」と聞くと夏をイメージしますが、冬の間は鳴りを潜めていた雷が、春の訪れとともに遠くの空で鳴り始める頃を表しています。「春雷(しゅんらい)」なんていう言葉もありますよね。
雷はどちらかといえば発生しない方がいいと思う方が多いと思うのですが、実は雷が多い年は豊作だと言われているのだそうです。
「稲妻ひと光で稲が一寸伸びる」という先人の言葉もあるそうなのです!
稲が実を結ぶのは、雷が多く発生する夏ですよね。そのため、昔の人たちは雷が稲に実をつけてくれるのだと思っていたそうで、その実をつけてくれることを子供を授からせてくれることに例えて、雷を”稲の夫(つま)→いなづま(稲妻)”と呼んでいたのだそうです。
(昔の夫婦や恋人は、男女関係無く「夫」も「妻」も「つま」と呼んでいたのですが、現代では「妻」が”つま”として用いられるため「稲妻」になったと考えられています)
また、現在においても雷が植物の成長に影響があることは科学的にも証明されているのだとか!
今後は雷に遭遇したら、上記を思い出して、変に毛嫌いしないようにいたします(*^^*)
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
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