「快適な暮らし」のイメージと、それを阻害する「日々のストレス」に男女間のギャップ!

20代~70代の男女1000人に聞く、「暮らし」に対するイメージ調査
~「仕事」「お金」がストレスになる男性と、「家事」「家族(夫・子供)」に不満を抱える女性が多数~

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)が、暮らしに対するイメージの実態を探るべく、20~70代の男女1000名を対象に「実現したい暮らし」アンケート調査を行い、さらに、選択式回答の上位にあがった「快適な暮らし」「楽しい暮らし」と「日々の暮らしのストレス」について思い描くイメージの自由記述回答を、テキストマイニング(形式化されていない文章を、単語や文節、品詞など「言語上、意味のある最小単位」に区切って、出現頻度、語句の相関関係など、隠れた情報や有用な知見を探し出すテキストデータの解析方法)を用いて分析した。

日本中が同じ価値観を持ち、同じような生活スタイルで暮らしていた時代は過ぎ、今、社会は多様性に満ちている。
生活スタイル、働き方、興味・関心などの多様化により、個々が思い描く理想の暮らし像にもさまざまな形がありそうだ。

主な結果を下記に紹介しよう。

【主な調査結果】

■実現したい暮らしは、男女ともに「快適な暮らし」と「楽しい暮らし」

Q.あなたがこれからの暮らしとして、実現したいイメージはどのようなものですか。意向としてあてはまるものをすべてお選び下さい。

これから「実現したい暮らし」として、男女ともに「快適な暮らし」(男性全体55.4%、女性全体69.0%)、楽しい暮らし」(男性全体58.0%、女性全体60.8%)が上位にあがった。

 

■快適な暮らし:男性は「経済的に問題がないこと」、女性は「家の居心地がよいこと」男女共通するのは「ストレスが少ないこと」

Q.あなたにとって「快適な暮らし」とは、どのようなイメージがありますか。

「快適な暮らし」のイメージについての自由記述回答を分析したところ、男性は「お金に苦労しない」など経済的に問題のない状態を挙げる回答が多く見られた。
一方で、女性は「家が落ち着く空間であること」「家の中がきれいなこと」など家の居心地が良い状態を挙げる回答が多くあり、「快適な暮らし」に対するイメージに男女間で違いがあることがわかる。
男女で共通する特徴としては、「ストレスが少ないこと」が全ての年代で上位にあがっている。

 

■日々の暮らしのストレス:男性は「仕事」「お金」、女性は「家事」「家族(夫・子供)」

Q.あなたにとって「日々の暮らしのストレス」とは、どのようなものがありますか。

快適な暮らしを妨げる日々のストレスについての自由記述回答では、男性は60代前半までの年代で「仕事」が最も頻出する単語となった。
また、55~64歳を除く全ての年代で「お金」が上位に上がっている。
60代後半になると「健康」「病気」など自分自身のことが上位に上がってくる一方、「近所」「他人」など外との関わりも入ってきており、いつまでも家庭外のことがストレスになっていることがわかる。
それに対し女性は、「家事」「家族(子・夫)」に対し不満を挙げる回答が多く見られ、子供が独立していく50代・60代になってもこの傾向は変わっていない。
自分の体力は低下しているのに、変わらない家事の量に追われて、いつまでも家庭内のことがストレスになっているようだ。

 

■楽しい暮らし:男女共通して「家族が笑顔で過ごせること」

Q.あなたにとって「楽しい暮らし」とは、どのようなイメージがありますか。

「楽しい暮らし」のイメージについて、男女年代共通して「笑顔が絶えない」「家族が笑顔でいられること」など、「笑顔」(男性全体23.2%、女性全体29.4%)「家族」(男性全体19.8%、女性全体25.0%)の回答が目立った。

 

調査結果から、男女ともに実現したいと考える「快適な暮らし」に対して、男性と女性では異なるイメージを持っていることが分かった。
また、日々のストレスの内容や家庭への向き合い方も男女で異なっている。
これらのギャップを理解し、日々の家庭のことに対し、家族の協力が自然なカタチで得られることが、男女年代問わずに実現したいと願う、家族が笑顔でくらせる「楽しい暮らし」に繋がると考えられると、同社は言う。

 

■調査の概要

調査方法:インターネット調査
対象エリア:全国
調査対象:25~74歳の既婚男女1000人
調査実施期間: 2017年3月22日~24日
株式会社LIXIL Technology Research 本部 人間科学研究所 調べ


記事:編集部

 

 

 

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