【コラム】運勢鑑定士 西敏央先生 “運のお話” 6月15日号

「運」と一言で表しても、捉え方や使い方はまさに人それぞれ。でも決して生活や人生を束縛してしまうものではない…。
もっと気楽に上手に「運」を身近なものに感じる事が出来る、そんな「運のお話」です☆


【自ら好んでダークサイドに堕ちる必要なし】

列に横入りして得した気分になったり、
他人に損をさせて儲けた気分になったり、
人を蹴落として偉くなった気分になったりと、
修羅の道を歩む人って、いるでしょう。

そういうのを目の当たりにすると、
相手の生き方にズルさを感じること、ありませんか?

『あんなやり方、無しでしょ、ズルい!』

みたいな。

僕はときどき、あります。

また、そういう人から直接攻撃を受け、
被害を被ってしまった場合、
真っ当に生きる正直者がバカを見るような、
この世界の不公平さに憤る方も多いでしょう。

腹が立ちます。
卑怯なやり方が得意なやつらほど、
ニヤニヤ笑って美味しいとこ取りするなんて!

という風に。

けれど。

彼らや彼女らは、決して順風満帆ではなく、
それなりにリスクを負って生きているようです。

彼らは彼らなりに辛い人生を歩み、
その消耗や圧力が原因で、
修羅の道を歩まざるを得ないようです。

だからと言って、同情の余地はありませんが。

搾取や中傷や暴力が得意な人達に遭遇したとして。

その場で分かりやすい裁きが下らずとも、
その場を離れた僕たちの見えない舞台裏にて、
彼ら、彼女らは生きにくそうにしています。

そこでのストレスや疲弊を原動力とし、
今日もせっせと誰かを傷つけます。

そういう生き方を、

『あの人ばっかりズルい』

と羨む必要はなさそうです。

ずる賢く仕事をこなし、
自分にはとてもじゃないけど怖くてできないような、
不潔なやり方で儲けている人を見かけたとして。

そちら側にはそちら側の世界の、
ルールと信条があります。

それをこちら側の世界の基準で、
測定するのには無理があります。

少なくともダークサイドの住人達は、
こちら側の基準では、決して幸運とは言えません。

だから下手に羨ましがって、
彼らを模倣し、ダークサイドのやり方で、
こちら側の世界を生きようとしないで吉。

それでは☆

記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
記事執筆:有限会社西企画 代表取締役/運勢鑑定士 西 敏央 先生(にし としひさ)
掲載:編集部

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