本日より七十二候は「鶺鴒鳴(せきれいなく)」に入ります。
二十四節気の次候です。
言葉の通り”鶺鴒が鳴き始める頃”という意味ですが、鶺鴒は水辺を好むのであまり街中で見ることはない鳥です。
なので、なかなかその声を聴くことはないかもしれませんね。
ですが、鶺鴒は渡り鳥ではなく留鳥なので1年中見かけることができるそうなので、河原や渓流などの水辺に行く機会がありましたら逢うことができるかもしれません(^^)
ところで、鶺鴒が日本の国造りに一役買っていたということをご存知ですか?
遠い昔、伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)が日本の国を造ったことはお聞きになったことがあると思いますが、このおふたりは結婚はしたものの、子供をどのようにつくるのかを知らなかったそうです。
そんな時鶺鴒が飛んできて交尾を始め、おふたりはそれに倣ったことで無事に結ばれることができ、伊邪那美命は8つの島々を産み落とすことができた…これがいわゆる”国生み(日本の国土の始まり)”なのですが、この鶺鴒にまつわる内容が日本書記に書いてあるのだそうです。
鶺鴒がいなかったら、私たち日本人はもちろん、日本そのものがなかった?!かもしれませんね(*^^*)
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
コメントを残す