本日より七十二候は、夏至の末候である「半夏生(はんげしょうず)」に入ります。
「半夏」とは、この時季に花を咲かせる”烏柄杓(からすびしゃく)”というサトイモ科の植物のことを指していますが、実際には烏柄杓の根茎の部分を漢方で「半夏」というのだそうです。
そして、実は「半夏生(はんげしょう)」というドクダミ科の多年草もあるのをご存知でしょうか?
この半夏生もこの時季に花を咲かせるのですが、花が咲く時期にだけ緑色だった葉の上部が真っ白に変わるのだそうです。
虫を呼び寄せるために白く変化するそうなのですが、この様子から「半化粧」とも呼ばれているのだとか。
また、なんとも風情ある名付けですよね(^^)
さて、夏至に入ってから、お店やスーパーなどで”半夏生にタコを食べましょう”といったようなPOPを目にしていませんか?
候の半夏生は農事の節目とされていて、田植えを終わらせる目安となっているそうなのですが、田んぼに植えた稲の苗が”タコの足のようにしっかり根付き、タコ足の吸盤のように稲穂が立派に実りますように”という願いから、「半夏生にタコを食べる」ようになったのだとか。
”しっかり根付く”→”タコ”を連想するところがおもしろいですよね(^.^)
早速本日はタコを食べて豊作をお願いしないと!ですね(*^^*)
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
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