朝食を抜く理由は「時間がない」「おなかがすかない」が10%台
「前日食べすぎ・飲みすぎ」「食べる習慣がない」「少しでも寝ていたい」が1割弱
皆さんは毎日朝食をきちんと取るだろうか。一人暮らしか否か、仕事なのか休みなのか、など生活環境やその日の状況で違いはあるだろう。
この度、マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)が、8回目となる『朝食』に関するインターネット調査を実施。10,580件の回答を集め、その調査結果を発表した。
早速、その結果を紹介しよう。
朝食の頻度、朝食にかける時間
朝食を食べる人は9割弱。「毎日食べている」は73.7%、男性10~30代や女性10・20代では6割弱、60・70代では9割弱となった。男性10~30代では、「ほとんど食べない」が2割弱みられたという。
また、朝食にかける時間は、「6~10分以内」「11~15分以内」がボリュームゾーンであった。10分以内に食べる人は、朝食を食べる人の4割強、男性40・50代では6割弱であった。
朝食を食べない時の理由
朝食を食べない時の理由は、「時間がない」「おなかがすかない、食欲がない」が各10%台、「前日に食べすぎ・飲みすぎ」「食べる習慣がない」「少しでも長く寝ていたい」が各1割弱となっている。「少しでも長く寝ていたい」は若年層で比率が高い傾向だ。朝食を週に1~2日・週に3~4日食べる層では「おなかがすかない、食欲がない」、ほとんど食べない層では「食べる習慣がない」が1位という結果に。
朝食に飲食するもの
朝食を食べる人のうち、「パン類」を食べる人が70.6%、「ご飯類」が50.1%であった。「ヨーグルト」「卵や卵料理」「味噌汁」が3~4割となっている。飲み物では、「コーヒー、コーヒー系飲料」が46.1%、「牛乳」「その他お茶・お茶系飲料」が2~3割。「果物」「ヨーグルト」「コーヒー、コーヒー系飲料」は、女性や高年代層で比率が高くなっていた。「ご飯類」は若年層で高い傾向であった。
朝食の準備方法
朝食を食べる人のメニュー決定時の重視点は、「食べるのに時間がかからない」が42.0%、「栄養バランスがよい」「作るのに時間がかからない」「野菜・果物など繊維質のものをとる」「自分が好きなもの・食べたいもの」が各20%台となった。女性10~30代では「食べるのに時間がかからない」「とにかく何かお腹に入れる」「自分が好きなもの・食べたいもの」、60・70代では「栄養バランスがよい」「繊維質のものをとる」の比率が高くなっている。
朝食に関する行動
朝食を食べる人のうち、「ひとりで食べることが多い」は49.2%、「テレビをみながら食べることが多い」が33.2%、「同居の家族がみんな揃って食べることが多い」が25.1%、「同居家族の誰かが欠けた状態で食べることが多い」が15.9%という結果になった。男性30~50代や女性10・20代では「ひとりで食べることが多い」が各6割みられた。10・20代では「パソコン、携帯電話・スマートフォンなどを操作しながら食べることが多い」、女性30・40代では「同居家族の誰かが欠けた状態で食べることが多い」が他の層より高くなっている。
最後に、回答者がコメントをした「おすすめの朝食メニュー (全5,677件)」をいくつか紹介しよう。
<おすすめの朝食メニュー>
・食パンにジャムなどを塗る、たまごかけご飯。(男性29歳)
・ホットケーキ。ごはんないときに手軽にできる。(男性36歳)
・基本的にパンとコーヒーで味噌汁が欠かせない。朝の味噌汁は元気の源です。(男性69歳)
・お餅、味噌汁、コーヒーもしくはピザパン、コーンスープ、コーヒーをローテーションして食べる。(女性23歳)
・手作りの味噌で作った味噌汁。これさえあれば、なんとかなるような気になる。ほかには、ちりめんじゃこ、漬物とご飯。(女性49歳)
・食欲がない時はシリアル、しっかりと食べたい時はパスタを食べます。(女性44歳)
・卵焼きや目玉焼きが多いです。味を変えて食べたりするので飽きない。それに上手く焼けると凄く嬉しい気持ちになる。(女性40歳)
・パンでも、トーストだけでなく、サンドイッチ、フレンチトーストなど毎日、変化をつけて飽きないようにする。(女性66歳)
いかがだっただろうか。「朝食に関する行動」で ”パソコン、携帯電話・スマートフォンなどを操作しながら食べることが多い”という回答は、私たちが幼い頃にはあり得ない内容だが、現在はごく当たり前の風景になっており、また”当たり前”だと思えてしまうところが、まさに時代の流れである。
これから梅雨明けを経て本格的な夏を迎えるが、夏バテ防止のためにも、1日の最初の食事となる”朝食”はしっかり食べるように心がけたいものだ。
記事:編集部
コメントを残す