「本線上や路肩に危険が迫る!」360度VR動画を公開
秩父の山々も新葉のやわらかい緑に包まれ、春もまさに本番となってきた。
日に日に暖かくなってくると、出かけたくなってくるのが人の常。
お出かけには様々な交通手段があるが、車を使う方も多いことだろう。そして車での遠出に便利なのが、高速道路だ。
ただ、高速で走行しているだけに、高速道路で事故やトラブルが発生しやすいことも否めない。
もし、皆さんが事故やトラブルに遭遇してしまったらどうするだろうか。
このたび、JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 矢代隆義)は、開通前の東関東自動車道において路肩停止時の危険性について実験を行い、先進技術を活用したJAF360度VR動画「高速道路編」をホームページと公式YouTubeアカウントに公開した。
<車の右側面に立ったドライバーから見た高速道路本線>
高速道路で事故や故障等でやむを得ず車を止めた際、本線上や路肩に出て、歩き回ることは非常に危険である。しかし、依然として運転者や同乗者が本線上や路肩で後続車にはねられる事故が多く発生しているとのことだ。
JAFでは、高速道路でトラブルに遭ってしまったお客様から救援の電話をいただいた場合、“安全な場所へ避難すること”、また“車内に留まることの危険”を運転手や同乗者に伝えているという。今回はリアリティをもってその「危険」を体感してもらうため、360度周囲を確認できるVR動画を活用し、高速道路の路肩に停止し降車した人の目線で待機場所の良い例・悪い例を紹介している。映像では走行車両が接近してくる速度感と距離感をリアルに感じることができるとともに、本線走行中には一見広そうに見える路肩の狭さも確認できる。
また、JAFでは高速道路上でのタイヤトラブルでドライバー自らによるタイヤ交換は死亡事故に直結する大変危険な行為のため、絶対に行わないよう注意喚起もおこなっているが、今回の動画ではタイヤ交換作業をドライバー自らが行った場合、走行車両から作業者(ダミー人形)がどのよう見えているかも、確認することができる。
<走行車両から見た本線上のタイヤ交換する作業者(ダミー人形)>
パソコンからの視聴は対応ブラウザで、スマホなどでは対応アプリなどからご覧いただける。また、VRゴーグル等を使うと、あたかも高速道路上にいるかのような臨場感のある映像を観ることができるという。
※パソコン・スマホなどのモバイル端末の対応ブラウザはJAFホームページを参照
YouTubeでの動画は下記の通り。
<走行中の車両から救援待ちの見え方>
<救援待ちを疑似体験_時間帯の違い>
<救援待ちを疑似体験 避難場所の違い>
2週間後にはゴールデンウィークがやってくる。行楽で出かける方はもちろん、仕事などでも車を運転する方には、とにかく安全運転をお願いしたい。
編集部でも車での移動は毎日で、高速道路を使う頻度も多く、常に安全運転を心がけているが、それでも万が一、事故やトラブルに遭った際は上記を思い出し、自身や同乗者の安全を確保できるよう努めたい。
記事:編集部
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