”終活”という言葉がだいぶ浸透してきている今、エンディングノートや遺言にも注目が集まるようになっているが、皆さんは、ご自身で、もしくはご家族と遺言について考えてみたことはあるだろうか。
どうしても”家族が元気なうちは、まだそんな話は・・・”といった感じで、話題にするのも躊躇してしまう内容ではあるが、日本財団では、「遺言」に関する正しい理解を促し、人生の最期について大切な人と話し合うきっかけをつくろうと、1月5日を「遺言(いごん)の日」と定めている。
その同財団が、遺言の大切さや必要性を広く社会に向けて周知することを目的に、「ゆいごん川柳」を募集し、入賞作品を決定した。
大賞1作品、入賞3作品、佳作6作品の計10作品が選ばれた今回の「ゆいごん川柳」には14,597作品の応募があり、その中から日本財団と全日本川柳協会の選考により決定したとのこと。
下記に「大賞」と「入賞」の作品を紹介しよう。
大賞 : こう書けと妻に下書き渡される(あーさまま さん)
入賞 : 財産はお前たちだと遺言に(みかどさん)
入賞 : 遺言に母のレシピも書いてあり(よし得さん)
入賞 : 遺言に 「仲良くあれ」と 書いた父(浮遊人さん)
※各作品の講評や他受賞作品(佳作)については「こちら」を参照
言うまでもないが、亡くなってしまった人とは話すことも話を聞く事も出来ない。
もちろん、自分が亡くなってしまっても同じ事。
”まだまだ先の話” “自分には関係ない”と遠ざけてしまわずに、今回の川柳作品の話題をきっかけに、一度ご家族とゆっくり話してみる機会を設けてみてはいかがだろうか。
記事:編集部
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