本日8月22日は「チンチン電車の日」
1903(明治36)年の本日、東京電車鉄道が 新橋~品川間の路面電車の営業を開始し、東京に初めて「チンチン電車」が走りました。
ところでなぜ、路面電車のことを「チンチン電車」と呼ぶのか調べてみると、主に3つの説があるようです。
1、路面電車は昔“チンチン”と警笛を鳴らしていた
昔の路面電車は交通渋滞をしている道路を走ることもあり、人や車が路面電車の前を横断しようとしていることも多々あったよう。その際に運転手は警笛を“チンチン”と鳴らして注意を喚起していた・・・という説。
2、路面電車の車内合図音が“チンチン”という音のベルを使っていた
昔は車内に車掌がおり、車掌は運転手にベルを鳴らしてメッセージを送るというかたちをとっていたそう。
“チン”とひとつ鳴らすと停留所が近づいてきたしるし、“チンチン”とふたつ鳴らすと、降りる客はいないというしるしというものだった・・・という説。
3、イベント時に”チンチン”と音を鳴らして登場した
1980年に上野での博覧会の際、路面電車のデモンストレーションがあり、その時に存在を目立たせるために“チンチン”と音を鳴らした・・・という説。
と、これ以外も含め、諸説あるようです。
現在、路面電車は、国内で18の鉄道会社で運行されており、数が少ないながらも”チンチン”と音を鳴らす電車が今も運行しているそうです。
今では貴重となってきた「チンチン電車」、見かけるとなんだかノスタルジックな雰囲気に周囲をさせてしまうその存在感は、その佇まいからして大切にしたい移動手段。
いつまでも現役で頑張って欲しいな、と感じる本日です。
記事:編集部
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