ユニセフ発表 シリア・イドリブ攻撃で、少なくとも27人の子ども死亡 負傷者546人

〜2017年4月6日 ニューヨーク/アンマン(ヨルダン)より〜
ユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したもの。原文はこちら
*写真は、2017年1月5日撮影のもので、爆撃のない日常を楽しむ子どもたちとのこと。© UNICEF_UN053017_Alshami

ユニセフ(国連児童基金)は4月6日、シリア北西部イドリブの攻撃で、少なくとも27人の子どもの死亡が確認されたと発表した。また、多くの子どもを含む546人が負傷し、犠牲者の数は今後増加すると考える、とのことだ。

「これ以上、シリアの子どもたちの殺害を許してはなりません」とユニセフ中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは述べた。また、「すべての紛争当事者と彼らに対して影響力を持つ人々は、直ちにこの恐怖を終わらせねばなりません」とも発表した。

ユニセフはパートナー団体と協力、攻撃による被害への支援を続けている。応急処置と治療を提供する移動診療チーム3チームと4カ所の病院、地域の患者を病院に移送するための9台の救急車を支援。さらにユニセフは、必要不可欠な医療品を届け、保健分野のパートナーと協力して化学兵器の攻撃を受けた際の救急対応についての意識向上を図っている。

以上のように、現地からの悲痛の叫びが届いている。

現在世界は、紛争、戦争の話題が多く、この悲痛な叫びは、ある一線を超えたら更に増大すると考えられ、今一度全世界が立ち止まり「平和」について考え深めねばならないと常々感じている。
「どのような理由があろうとも、紛争、戦争の正義は無く、負のスパイラルにしかならない。武力にて解決してはならない」と常々考え巡らせるわけだが、どの様な事があれどもその軸だけは外すことは出来ない前提から、この度この声明を紹介させていただいた。

今を生きる社会人として、未来を作る子供達の為に、対岸の火事ではなく、一つ判断を間違えれば日本も同様のことになることも考え、世界を形成する一員として、日本の主権者として、今一度「平和」について考え意志を持つ機会を持ってはいかがだろうか。

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関。現在190の国と地域(*注1)で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移している。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動を展開している。
(*注1)ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含む。活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられている

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っている。

記事:編集部

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