「伊賀忍者・甲賀忍者」が『日本遺産』に認定!

~日本忍者協議会:「忍者文化を活用した地域発展の寄与を目指す」~

日本忍者協議会(会長:鈴木英敬 三重県知事)は、「忍者」を日本固有の文化遺産と定義し、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた「クールジャパン」・「観光資源」・「文化交流」におけるブランドとして国内外への普及啓発を行っている。

この度、日本忍者協議会正会員である『伊賀市』と『甲賀市』が申請を行った「忍びの里 伊賀・甲賀 -リアル忍者を求めて-」が『日本遺産(Japan Heritage)』に認定された

『日本遺産』とは、
日本の文化や伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、地域にある魅力的な歴史遺産の活用を通じて、観光振興や地域活性化に役立てようとする制度

今回認定されたのは、伊賀市と甲賀市が持つ“リアルな忍者”が感じられる魅力ある里の文化や伝統を語るストーリーだ。
今や世界中の多くの人々が忍者に魅せられているが、その本当の姿はあまり知られていない。
しかし伊賀や甲賀を歩くと、今も里山には戦国時代を感じる城館が佇み、山々には忍者たちが修練の場とした山伏の行場があり、村々に祭られた鎮守の社は忍者たちが結集し合議の場として残っているなど、忍者の真の姿が浮かび上がる。

日本忍者協議会は、今回の認定を足掛かりに、伊賀・甲賀をはじめ全国に点在する忍者にまつわる文化や伝統を活用し、オールジャパンとしてさらなる忍者文化の発信を行うことで、地域経済の活性化などに寄与していきたいと考えている。

日本忍者協議会とは

これまで謎に包まれてきた忍者という存在を日本の文化資産として世界に発信すべく作られた、自治体等によって構成される世界唯一の忍者の公式組織。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、国をはじめ自治体、大学、観光協会、民間団体、事業所があらゆる垣根を越えて集結。忍者の学術研究や情報収集・情報発信を行い、忍者による観光振興や文化振興、地域経済の活性化を図ることを目的として活動している。

関係者のコメント

■鈴木英敬 (三重県知事/日本忍者協議会 会長)氏
この度「忍びの里 伊賀・甲賀―リアル忍者を求めて」が日本遺産に認定されましたこと、心よりお慶び申し上げるとともに、登録に向けてご尽力されました関係者の皆様に深く敬意を表します。
今回の日本遺産認定で、伊賀・甲賀が「本物の忍者の里」としてお墨付きをいただくことができました。この度の認定を契機に、伊賀市・滋賀県・甲賀市との連携をさらに深め、たくさんの方が忍者の息吹を感じていただけるよう、忍ぶことなく、「本物の忍者の里 伊賀・甲賀」を全世界に向けて声高に訴えて行きたいと思います。
また、忍者が日本の文化として認められたことにより、伊賀・甲賀のみならず、全国の忍者ゆかりの地も、今まで以上に注目を浴びることと思います。たくさんの外国人の方にもこれらの地域にお越しいただき、忍者の歴史や文化に触れていただけるよう、私が会長を務める日本忍者協議会において、忍者ゆかりの自治体等と連携し、東京オリンピック・パラリンピックを見据えたオールジャパン体制での忍者の魅力発信に努めてまいります。

■岩永裕貴(甲賀市長)氏
今回、甲賀市の忍者と、六古窯の1つである信楽焼を日本遺産に認定していただきましたことを大変うれしく思います。
それぞれの地域でこの忍者の歴史・文化、信楽焼の匠の技を脈々と引き継ぎ守ってきていただいた地域のみなさまのこうしたご尽力に、心から感謝を申し上げます。
忍者については、メディアが取り上げるものとは異なる、口伝や古文書などを通じて見えてくる歴史上のリアルな忍者像が甲賀市にはあります。
信楽焼については、ひとつとして同じものがなく、陶器との出会いは一期一会であり、その文化が信楽というまちには根付いています。
これら忍者と信楽焼を世界中に発信していきながら甲賀市の観光、そしてこれからのまちづくりをしっかり前に進めていきたいと思いますので、歴史遺産宝庫のまち甲賀市へ是非みなさまお越しください。

■岡本栄(伊賀市長)氏
現在、「忍者」は日本を代表する世界に通用するコンテンツとなってきていますが、伊賀では先人たちが早期から様々な取り組みを行ってきており、今日の世界に通じる、そしてインバウンドとして迎え入れるといった状況に結びついてきています。
そのようなときに日本遺産に認定いただいたことは、先人たちに報いることができたと、大変うれしく思います。
また、昨年の12月1日には上野天神まつりのダンジリ行事がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界遺産と日本遺産が揃ったということは、地元の方たちが誇りをもって頑張っていけることに繋げていけるのではないかと感じています。
伊賀市は、本年2月22日に「忍者市」を宣言し、さらに忍者を切り口とした観光まちづくりに強く取り組んでいくという意思を表明しました。今回の日本遺産認定は、こういった我々の本気度、姿勢が評価されたのではないかと感じているところです。
そして、たくさんの方々に忍者の里に訪れていただき、リアル忍者の物語(ストーリー)を感じていただけるよう、新たなエッセンスも加え、日本国内はもとより世界に向けてその魅力を発信していきたいと思います。

■三日月大造(滋賀県知事)氏
この度「甲賀流忍者」と「日本六古窯、信楽焼」の2件が日本遺産に認定されたこと、大変喜ばしく思います。
甲賀流忍者は、県においても、大変重要な歴史資源であり、JRのラッピング列車「SHINOBI TRAIN」の運行など、PRに努めております。今回の認定を受けてさらに盛り上げて行きたいと考えております。
また、信楽焼は、日本を代表する長い歴史をもつ焼き物であり、本県の伝統的工芸品です。ろくろを回すなど、私自身も愛好家です。県としても県立陶芸の森を核として、一層の発展を推進したいと考えております。
先に認定いただいている「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」とともに、これらの魅力を存分に活かした観光を展開するべく、関係市町と力を合わせていきたいと考えております。
全国の皆様方、日本遺産の宝庫、滋賀県へ、甲賀市へ、是非おいでください。


謎も多いとされている忍者だが、忍者文化への探求心と似た文化を持つ地域同志という横のつながりを活かして、地域発展を目指す試みは興味深い。
近年では、外国人観光客からも脚光を浴び、忍者体験等もますます人気は増すだろう。
地域資源の活用は、どこのエリアでもさかんに取り組まれているが、本件のように個々のエリアに止まらず、エリアを飛び越え新たな括りの中で取り組みを模索する事例はひとつの参考になるのではないだろうか。

最後に。『日本遺産』、世界の遺産が日本にあるという視点ではなく、“日本の遺産が、世界に自慢できる遺産”と発信しているような視点が、日本文化に誇りと自信を感じ、粋である。

記事:編集部

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