本日より二十四節気は「小満」に入ります。
小満が表す時期の様子としては、”陽気がよくなり万物がすくすくと成長し、あらゆる生命が満ち満ちていく時”です。
「小満」という言葉・字を見ただけでは、ちょっとわかりづらいですよね(^^;)
他には、農耕が主となっていた昔、農作物の出来具合は生死に関わるくらい重要でしたが、この時期は秋に蒔いた麦の種などが穂をつける頃で、その無事に穂を出した麦を見て一安心した・・・
この”一安心”が”少し満足”ということで、この時期が「小満」と言われるようになったという説もあるそうです。
なんだか、こちらの方が”なるほど感”が強いですよね(^.^)
そして同時に七十二候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」です。
これは「小満」と比べるととってもわかりやすいですが、太陽の光を浴びて育つ桑の葉を、蚕がたくさん食べて成長する頃という意味です。養蚕業の方々はこれからがとても忙しくなる時期ですね。
蚕といえば、やはり絹。絹製品というと着物や帯がすぐに思いつきますが、他にもパジャマやインナー、ストールやタオル、そして化粧品にも使われていたりしますが、みなさまは何か絹製品をお持ちでしょうか?
かつて養蚕で栄えた地域では、蚕は「お蚕さま」と敬称をつけて呼ばれるほど、人々の暮らしを支えていたそうです。
絹製品を使う時、お蚕さまに感謝しながら使いたいと思います(*^^*)
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
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