― 男性の理想の体型に関する自主調査 ―
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区 代表取締役:松田 武久)は、「LINE Research Platform」を活用したスマートフォンリサーチで、10代から50代男性を対象に「理想の体型」に関する調査を実施した。
同社で運営しているU26コミュニティのオフ会において、「ジムに通って体を鍛えている」という発言があり、その理由として「スーツをカッコよく着こなしたい」「顔が大きいのが悩みで、首肩周りを鍛えて顔を小さく見せたい」が挙げられたため、若年層を中心に性差意識が薄れていると言われている昨今において「理想の体型」についてどう考えているのか、どういった理由からその体型を目指したいと思っているのかを、男性(年代別)に聴取したものだ。
さて、今の時代、男性が理想とする体型とは・・・?
早速紹介しよう。
40代までは「細マッチョ」が理想、50代からは「まずは痩せたい」
・40代までは「細マッチョを目指したい」が約半数を占める。20代男性では6割近い。
・20代から30代にかけて「まずは痩せたい」が約10ポイントアップ。
・どの年代も「ゴリマッチョを目指したい」は1割前後存在する。10代は「マッチョにはなりたくない」割合が20%と、他の年代よりも高い割合となっている。
理想の体型を目指す理由は、「モテたい」よりも「健康」「体力」「自己満足」
・20代男性は、他の年代よりも「モテたい」「異性からほめられたい」がやや高めではあるが、それよりも「健康のため」「体力をつけたい」「自己満足」の方が10ポイント前後上回っている。
・30代までは「男らしくありたい」が3割以上あり、40代・50代よりも高い傾向。
・「健康のため」は、30代・40代では5割、50代は6割を超えており、他理由を大きく引き離している。
次に同社が運営する「U26 平成男子コミュニティ」での会話を紹介したい。
◇U26 平成男子にとっての「男らしさ」とは
「男らしさっていうと“筋肉”/26歳社会人」、「ライオンみたいなワイルドなやつ/22歳大学生」といったように筋肉隆々とした身体のイメージは昭和の時代と変わらないようである。
そして平成男子も皆、男らしさを心がけているようだ。
しかし、目指す男らしさとは、「小栗旬さんは男らしいかなと思います。結構男らしさもありつつ、少し女性ウケするところもあるので。でも、伊藤英明さんまで行くと男らしさ全開になってしまって、自分が目指すかって言うと多分違うと思います。/22歳大学生」というコメントがあり、イメージする男らしさと目指す男らしさにはギャップがあるようだ。
「男らしいって思われたい。後輩に尊敬されたい。先輩みたいになりたいですとか言われたい。/22歳大学生」、「すぐに決められないとかではなく、くよくよしないで、はっきりしている人になりたいな。/26歳社会人」といったように行動力や判断力の強さも大切なようだ。
つまり外見だけでなく内面も大切と考えていることがうかがえる。
◇U26 平成男子の理想は「細マッチョ」
「見た目は細いのに脱いだら腹がポコンと出ているのはがっかりします/20歳大学生」、「腹の縦の筋がなくなったら太っている/24歳社会人」、「だらしない体型でなければいいです。中年のおじさんみたいな管理のできていない体型にはなりたくないです。/22歳大学生」といったようにお腹が出ているおじさんになりたくはないようだ。
つまり昭和世代のおじさんを見て、”ああはなりたくない”と思われているのかも知れない。
調査データからも“40代までは「細マッチョ」が理想、50代の4割以上が「まずは痩せたい」”と回答しているように昭和世代のおじさんたちも若者に見られていることを自覚しているのではないだろうか。
最後にこのようなコメントもあった。
「男らしいか男らしくないかどっちが良いかという話ではなく、その時の時代の流れとか、自分のポジションとかではないですか/26歳社会人」。
昭和の時代は“男はこうあれ”というようなロールモデルが存在した。その名残が「男らしさ=筋肉隆々」かも知れない。
しかし平成になり様々な価値観が認められるようになり、10代男性において「マッチョにはなりたくない」が2割存在するなど、今後は過去のロールモデルが薄まっていく可能性がうかがえる。
そうした中でも今の若年層の心をつかむ「らしさ」の要素とは何か、探っていく必要があるのではないか、と同社は語る。
【男性の理想の体型に関する自主調査 概要】
調査手法:「LINE Research Platform」を活用したスマートフォンリサーチ
調査対象:全国 10代~50代男性(「LINE アンケート」モニター)
有効回答数:525名(各年代 105名)
調査時期:2017年7月28日(金)
【U26 平成男子コミュニティ 調査概要】
調査対象:首都圏在住の平成生まれの20~26歳男性
サンプル数:14名
調査手法:毎月1回の座談会/SNSでの定期的なコミュニケーション
調査時期:2014年1月~
※「Under-26 Community」は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。
何をもって「男らしい」と感じたり思ったりするかは、まさに人それぞれ。
まずは、本来自分自身が理想とする「男らしさ」を確立させることも必要ではないかと思う。
その自分の理想に近づくことで自信にもつながり、「男らしく」なる近道になってくれるのではないだろうか。
記事:編集部
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