本日は雑節の一つ、「二百二十日(にひゃくはつか)」、立春(暦での新年初日)を1日目と数えて220日目という日です。
雑節とは、二十四節気や五節句だけでは示すことのできない季節の移り変わりを、より的確につかむために設けられた日本独自の暦日です。
他には八十八夜や入梅、そして土用も雑節です。
ちょうど十日前の9月1日は、同じように雑節で「二百十日」だったのですが、二百十日も二百二十日も時期としては稲が開花して徐々に収穫を迎える頃。
ただこの時期は台風も多く発生する時期です。
せっかく長い時間をかけて育ててきた作物が、台風による大量の雨や強風で一瞬でダメになってしまうため、この二百十日や二百二十日は、農家の人たちにとって”厄日”とされているのだそうです。
昔は”天気予報”なんてありませんでしたから、こうして雑節を設けることで注意や警戒の目安にしていたのですね。
とはいえ、天気予報を知ることができる現代でも、自然の脅威にはかないません。
毎年、少しでも被害が小さく留まるように願うばかりです。
記事提供:開運☆こよみ屋総本舗
掲載:編集部
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