2017年8月20日(日)、秩父宮記念市民会館の開館記念公演が行われる。いわゆる こけら落とし公演だ。
公演されるのは、秩父地域で活動する団体 “ちちぶオペラ”による オペラ『ミカド』である。
( “ちちぶオペラ” については、こちら→『 “ちちぶオペラ” こけらおとし公演を前にゴールデンコンサートを開催 』を参照いただきたい )
公演前日となった19日(土)は、出演者家族等、関係者を招いてのゲネプロ(本番前リハーサル)が行われた。
オペラはご存知のとおり、舞台上で演じながらセリフと歌唱で進められ、その演奏はオーケストラが奏でることで知られる。
この度の『ミカド』も大ホール フォレスタの舞台下にオーケストラピットが出現し、管弦楽団による演奏が行われる。
また、どうしても外国の演劇のイメージが強く「言葉が分からない」という感想を持つ方が多いのがオペラだが、この『ミカド』は全て日本語で演じられ、歌の歌詞は舞台袖にテロップ投影される手法をとり、より観客にセリフも歌も伝わるような配慮がされている。
さらに、“ちちぶオペラ”と呼ばれるにふさわしく、セリフや歌の要所要所に、秩父弁や秩父の建物名称などが組み込まれていて、より身近により秩父らしいオペラを感じることができる。
ゲネプロ鑑賞後の観客からは「秩父を感じる内容やお笑いの要素も入っていて、とても楽しかった」という声も聞かれた。
とここまで、前日の様子をお伝えしてきたが、公演当日のチケットは既に完売とのことなので、後日、鑑賞された方に感想を聞いてみていただきたい。
最後に、ちちぶオペラ実行委員会 会長 新井眞理子氏に明日の本番への意気込みを聞いた。
「一年がかりで全員で一生懸命に作り上げてきました。明日の公演を前にドキドキしていますが、努力したことをうまく発揮できればいいなと思っています。」
明日の本番へ向けて準備万端のようだ。
秩父宮記念市民会館の輝かしい第一歩にふさわしく、そして秩父らしさを忘れないオペラ『ミカド』。素晴らしいこけら落とし公演となることだろう。
記事:編集部
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