三菱電機 産業用ロボット「MELFA FRシリーズ」新発売

〜基本性能の向上や知能化技術の進化、e-F@ctory対応により生産性向上に貢献〜

三菱電機株式会社(以下、三菱電機)は、産業用ロボット「MELFA」の新シリーズとして、基本性能の向上や知能化技術の進化、e-F@ctory(*注1)対応により、組立・加工などの用途においてさらに高度な自動化を実現して生産性向上に貢献する「MELFA FRシリーズ」266機種を発売した。
(*注1 FA技術とIT技術を活用し開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減するソリューション)

三菱電機は、発売の狙いとして、近年、ものづくりの現場では、グローバル競争の激化や消費者ニーズの多様化により日々変化する市場要求への対応と、人手不足や人件費の高騰、品質のばらつきなどの課題から、ロボットによるセル生産方式への取り組みが増加している現状や、生産現場でのIT活用や、人とロボットが同じエリアで協働作業をする柔軟な生産ラインの実現も求められていることを鑑み、これらの市場ニーズに応えるために、基本性能の向上や知能化技術の進化に加え、三菱電機FA製品との連携によるe-F@ctory対応と安全機能の強化を実現した産業用ロボット「MELFA FRシリーズ」を発売たと述べている。

■新製品の特長
1、基本性能の向上や知能化技術の進化により、さらに高度な作業の自動化を実現
・専用ASICを採用したコントローラーにより、ロボットの制御性能・処理能力を向上し、生産性向上を実現
・力覚センサの制御周期の短縮化など知能化技術の進化により、さらに高度な作業の自動化を実現
・知能化を支えるさまざまな支援機能により、生産ラインの設計・立上げなどを簡易化

2、三菱電機FA製品と連携し、e-F@ctory対応による工場のスマート化に貢献
・三菱電機汎用シーケンサ「MELSEC iQ-R」とのマルチCPU構成により、三菱電機iQ Platform対応FA製品(汎用シーケンサ・表示器・汎用サーボなど)との連携を強化
・開発効率化や生産設備のタクトタイムを短縮し、TCO(Total Cost of Ownership)を削減
・産業用オープンフィールドネットワーク「CC-Link IE Field」対応により、三菱電機FA製品との連携に加え、ITシステムとのシームレスな接続を実現

3、安全機能の強化により、人協働用途に対応
・多様な安全監視機能(位置・速度)の設定により、要望に応じた安全システムを容易に構築
・ロボットコントローラーだけで安全ロジックを編集・設定でき、システムコストの削減に貢献
※ 人協働用途への対応は、顧客側によるリスクアセスメントが必要とのこと

■発売の概要
・RV-□FR(L)152機種
2~20kg可搬 6軸
オープン価格
2017年3月発売

・RH-□FRH 108機種
3~20kg可搬 4軸・床置き型
オープン価格
2017年3月発売

・RH-3FRHR 6機種
3kg可搬 4軸・天吊型
オープン価格
2017年3月発売

なお、三菱電機は、販売目標、年間10,000台と掲げ、力を注いでいる。

三菱電機FA

記事:編集部

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