2017年4月27日(木)~30日(日)『第8回世界盆栽大会inさいたま』さいたまスーパーアリーナほかで開催

第8回世界盆栽大会inさいたま実行委員会(所在地:東京都台東区、委員長:加藤 初治)は、『第8回世界盆栽大会inさいたま』を、埼玉県さいたま市にて、2017年4月27日(木)~30日(日)の4日間で開催する。

この大会は、名誉総裁に秋篠宮文仁親王をお迎えし、国内外から約2万人を超える動員を見込んでいるが、事前の参加登録として、1,200名の参加者を募集、その内、約6割に当たる700名超が海外からの来日参加者となるそうで、国境を越えて愛好される盆栽(BONSAI)の魅力を裏付けるようなエピソードと言える。

盆栽愛好家にとって、大きな驚きがある。それは、この大会告知ポスターやチラシ等に使用している真柏(しんぱく)銘「飛龍」を、さいたまスーパーアリーナで開催する「日本の盆栽水石至宝展」の会場入口にウェルカム盆栽として特別展示することが決定しているという。

この記事の写真にも使用している、真柏(しんぱく)銘「飛龍」とは何かだが、先ず、真柏という樹は、高山の岩場や海岸に面した崖など、厳しい環境のもとに自生をしている樹なのだとか。主な自生地は北海道、東北、紀州、四国などで、中でも新潟県糸魚川市の山中に自生するものは、葉性の良さや変化に富んだ幹模様が好まれ、盆栽愛好家から高い人気を集めているという。この真柏 銘「飛龍」も糸魚川に自生していたもので、推定樹齢は1,000年以上と言われている。

そして、その真柏を語る上で、避けて通れないのが根付け職人、そして盆栽作家との出会いであるという。この「飛龍」が“神様の樹”と呼ばれ今に至る樹歴は、真柏の盆栽史上これからも語り継がれ、継承されるべく意義を持つとのことだ。
1983年、新潟県糸魚川地区から出た真柏が、当時の根付け第一人者・伊藤 尚治氏の元に送られ、一目見て、その真柏の壮観さに心を打たれた伊藤氏は慎重に作業に着手。翌年9月、見事に根付けに成功した。鉢上げ時のサイズは、樹高163cm/左右350cm/奥行140cm/幹回り93cmの威風堂々たる姿であったという。

やがて「飛龍」は栽界のカリスマ的リーダーと呼ばれていた加藤 三郎氏(第一回世界盆栽大会実行委員長)と出会うこととなる。根付け師・伊藤氏の元で骨格が作られ、以来何人かの所有者を渡り、2004年、加藤氏が営む盆栽園の老舗・蔓青園(埼玉県さいたま市)の看板樹として棚を飾ることとなった。その後、加藤氏のセンスと技術が惜しみなく注がれることによって、「飛龍」は採取された当時とは見違えるような姿となり、日本を代表する盆栽として、第8回世界盆栽大会のシンボル盆栽に選ばれることとなったそうだ。
*参考文献:月刊近代盆栽
*「飛龍」など、糸魚川真柏は、採取の許可を得た組合加盟業者によって採取されたもの

ここで加藤委員長のインタビューを紹介したい。

「糸魚川真柏の良さを言葉で説明するのは難しいのですが、敢えて言うと“繊細さ”です。葉が細かく、緑色も濃い。糸魚川真柏には厳しい自然の中で育っていながらも繊細さが感じられます。盆栽の樹種には、それぞれ産地によって特徴がありますが、私は、一言で言えば、繊細でありながらも迫力を楽しめるようなものが良い盆栽だと思います。(中略)糸魚川真柏の名品は日本全国にたくさんありますが、飛龍ほど私が理想とする盆栽に当てはまるものはありません。日本を代表する盆栽といってもいいと思います」

機会があれば是非に、「飛龍」の歴史と迫力を、間近で体感・実感していただきたい。
詳細は以下URLよりご覧いただきたいと。

第8回世界盆栽大会inさいたま
The 8th WORLD BONSAI CONVENTION, SAITAMA CITY

記事:編集部

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