埼玉県主催の企画展 大人から子どもまで楽しめる VR・ARの不思議体験

SKIPシティ映像ミュージアム「マジカリアル~VR・ARが作り出す不思議体験~」

SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム(川口市)では、2017年9月16日(土)~2018年3月11日(日)まで、“不思議体験”をキーワードにVR・ARの企画展を開催中だ。「VRクリエイティブアワード」受賞作品や、VR・AR映像制作者の育成を目指す埼玉県が独自に製作した作品など、『魔法みたいな(マジカル)』体験を『現実(リアル)』にできる10コンテンツを展示している。

●創造力を拡張させる驚きを体感!
本企画展は、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった最先端映像技術で、不可能を可能にする不思議な映像コンテンツの数々を体験できる展覧会。「HADO SHOOT!」や「恐竜戯画」といった話題の体験コンテンツから、「不可視美術館」や360°VR絵本「博士と万有引力のりんご」などの「VRクリエイティブアワード」入選作品まで、大人も子ども(※1)も一緒に楽しむことができる10コンテンツを集めた。またそれぞれの作品に使われている技術や、VR・ARの歴史をわかりやすく紹介するコーナーもある。
※1)一部の作品は年齢制限あり。

本展を主催する埼玉県では、拡大するVR・AR市場に向けて、今年度より県の映像産業拠点であるSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザにて、VR・AR映像制作者の育成事業を開始。本展ではその第一弾となるVR作品なども紹介している。

すべてのコンテンツは、ミュージアム入館料(大人510円/小中学生250円/常設展も入場可)だけで楽しめる。また会期中は、トークイベントや、ワークショップなど様々なイベントも予定されている。

企画展概要は以下のとおり。

映像ミュージアム企画展「マジカリアル~VR・ARが作り出す不思議体験~」

■会期:2017年9月16日(土)~2018年3月11日(日)

■会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム

■開館時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで)
休館日:月曜日※祝日の場合は翌平日、年末年始

■料金:大人510円/小中学生250円(常設展示もご覧いただけます)

■主催:埼玉県

■ホームページ:http://www.skipcity.jp/vm/mr

展示コンテンツ

■「HADO SHOOT!」株式会社meleap
ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、バーチャル空間から飛び出してくるモンスターを迎え撃つアトラクション。会場では2人まで同時にプレイ可能。(対象年齢:7歳以上/体験時間帯に制限あり)

■「恐竜戯画」株式会社積木製作
ティラノサウルスやブラキオサウルスなど3DCGで太古の恐竜を再現、360°空間で迫力ある恐竜時代を体験できるエンターテイメントコンテンツ。 

■「光学迷彩」東京大学先端科学技術研究センター 稲見・檜山研究室
SF作品に登場する「光学迷彩」を現代の映像技術で実現した作品。カメレオンの様に背景に体が溶け込んでいるように見える体験ができる。

■「不可視美術館」坪倉輝明
体験者が作品の置かれていない展示台に向かって懐中電灯の光を向けると、在るはずのない彫刻の“影”や見えないはずの“絵画”が現れる。
◎「VRクリエイティブアワード2017」審査員特別賞作品

■「THE LITTLE MERMAID」BOOKS & MAGIC
モバイル端末を「リトルマーメイド」の本にかざすと、絵本の世界が立体的に浮かび上がりキャラクターが動き出す。ページごとにゲームも楽しめる。

■360°VR絵本「博士と万有引力のりんご」KAORU
上から下まで360°立体で作られた絵本の世界で登場人物と一緒に物語を体験できる3DVR。手描きで描き起こされた模様やテクチャが独特の世界観を作り出す。
◎「VRクリエイティブアワード2017」VR THEATRE賞作品
◎「MEC AWARD 2017」佳作

■「変幻灯」NTT コミュニケーション科学基礎研究所「立体灯」東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室 小川奈美・茂山丈太郎
2Dの絵や写真に動きの印象を与えるプロジェクション技術を使った「変幻灯」と、その技術を応用して、2Dの写真や絵があたかも3Dであるかのような錯覚を加える「立体灯」を展示。

■「ウロボロスのトーチ」赤松正行
モバイル端末を絵画に合わせると、絵の中のものが動き出し、音が聞こえる。8枚の絵画に隠された物語を探る作品。

■「Metamorphosis Hand -えくす手-」東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室 小川奈美
「指の伸びた手」でピアノを弾くという身体拡張の疑似体験ができる作品。
◎「VRクリエイティブアワード2016」ファイナリスト作品

■「CHILDHOOD」筑波大学 西田惇・髙鳥光・佐藤綱祐
自分の半分くらいの身長の人間になった体験ができるVRコンテンツ。低い目線から見上げる世界の大きさや、小さな手で物をつかむ感覚を体感できる。
(対象年齢:13歳以上/体験日時に制限あり)

その他

■VR・ARを“学ぶ”
それぞれの作品を題材に、使われている技術についてわかりやすく解説するほか、VRやARの歴史も合わせて紹介します。

■SKIPシティ発!最新VR映
埼玉県事業で製作したVR作品「ANIMAを撃て!VR特別版」を体験できます。展示作品は会期中に随時更新の予定です。


VRやARという言葉は耳にしていてもなかなか体感する機会がないが、このような技術を遊びを通して知ることができる場となっているようだ。会期は春までなので、ご興味ある方は足を運び体感してみてはいかがだろうか。

記事:編集部

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