秩父市、ふるさと納税に『クラウドファンディング』導入

第1弾は「雲海ライブカメラ設置」「ポテくまくんの雨がっぱ製作」!

埼玉県秩父市(市長:久喜 邦康)は、ふるさと納税に「クラウドファンディング型」を導入し、2017年8月1日(火)より募集を開始した。

秩父ミューズパークから雲海を望む_1

 

ふるさと納税をめぐっては、自治体間の返礼品競争が過熱した状況を疑問視する声が広がり、2017年4月に総務省が返礼品提供に関する一定のルールを示し、返礼品のみをアピールする寄附金募集が転換期に差しかかっている。
秩父市では、思い入れのある自治体を応援するという制度の趣旨に立ち返り、具体的な事業内容を明示して賛同者からの寄附を募る「クラウドファンディング型」を導入することとし、クラウドファンディングサイトを手掛ける株式会社サーチフィールド(本社:東京都品川区)と契約。
自治体向けクラウドファンディングサイト「F×G(エフバイジー)」に掲載し、寄附者の思いをまちづくりに活用するという。

第1弾のプロジェクトとして、「秩父雲海ライブカメラ設置」と「ポテくまくんの雨がっぱ製作」の2事業に対し、寄附金を募集している。

 

■秩父雲海ライブカメラ設置プロジェクト(目標額:165万円)

秩父ミューズパークから雲海を望む_2

 

ライブカメラを設置する展望台絶景ブームにより人気が高まっている秩父盆地に発生する雲海をPRするため、秩父ミューズパーク展望台にライブカメラを設置し、映像をインターネットで公開する。
早朝に発生する雲海を撮影できるよう高感度カメラとし、過去1週間程度の画像を保存・閲覧できるアーカイブシステムを構築する。

ライブカメラを設置する展望台

 

12月から一般公開予定だが、10月中旬から11月末までは寄附者の方だけに先行公開を行う。

・ 3千円コース特典:先行閲覧権
・ 1万円コース特典:先行閲覧権、雲海てぬぐい又はMAPLE BASE(メープルベース)飲食券
・10万円コース特典:先行閲覧権、PICA秩父コテージのペア宿泊券

 

 

■ポテくまくんの雨がっぱ製作プロジェクト(目標額:15万円)

秩父市イメージキャラクター ポテくまくん

 

秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」は、Twitterのフォロワー数が6千人を超え、人気上昇中。
「ポテくまくん」の着ぐるみ用の雨具がなく、雨天時の活動に制約があったため、雨天時のイベントでも活動できるように、寄附金により雨がっぱを製作する。

雨がっぱ完成予想図

 

・3千円コース特典:ポテくまくん直筆サイン入りのメッセージカード

 

なお、寄附金はふるさと納税として取り扱われ、税制上の特例を受けられる。
また、秩父市では従来の返礼品を伴うふるさと納税方式も継続していく。

各プロジェクトの概要、申込は下記サイトをご覧いただきたい。
F×G(エフバイジー)秩父市ページ

 

記事:編集部

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