顧客から聞かれた場合、7割以上が教えている実態が明らかに
~回答者が所属する企業の約5割以上は、公式な対策やルールが存在しない~
「LINE」とつながるビジネスコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、 代表取締役:松橋博人、 以下、 ワークスモバイルジャパン)は、「接客・営業職におけるプライベートSNSアカウントの業務利用実態調査」を実施した。
<調査結果サマリ>
■76.5%は、顧客からプライベートのSNSアカウントを「聞かれて教えたことがある」
■教えた理由の42.4%は「業務上、断れなかった/断りづらかった」から
■プライベートのSNSアカウントを教えた結果、71.9%が「業務と関係がない連絡がきた」
■聞かれても教えなかった人の5割以上は、プライベートな情報の流出、連絡を望んでいない
■企業の52.5%は「業務で使用することを推奨されてはいないが、対策やルールがない」
という結果が出たとの事だ。
以下の調査結果詳細をご覧いただきたい。
<調査結果詳細>
■76.5%は、顧客からプライベートのSNSアカウントを「聞かれて教えたことがある」
営業、接客で顧客と最低週3日以上接触する会社員に対し、顧客からプライベートのSNSアカウントを聞かれたら教えた経験があるかを調査すると、76.5%が「教えたことがある」という結果になりました。また顧客からプライベートのSNSアカウントを聞かれる確率は35.6%であることも明らかになりました。
■教えた理由の42.4%は「業務上、断れなかった/断りづらかった」から
プライベートのSNSアカウントを顧客に教えたことがあると回答した人を対象に、教えた理由を調査すると、42.4%が「業務上、断れない/断りづらかった」、38.8%は「業務上、教えたほうが都合が良いから」という結果になりました。
■プライベートのSNSアカウントを教えた結果、71.9%が「業務と関係がない連絡がきた」
プライベートのSNSアカウントを顧客に教えたことがあると回答した人を対象に、業務とは関係ない連絡がきたことがあるかを調査すると、71.9%は「業務と関係がない連絡がきたことがある」という結果になりました。
■聞かれても教えなかった人の約5割以上は、プライベートな情報の流出、連絡を望んでいない
プライベートのSNSアカウントを聞かれたが、教えなかったと回答した人を対象に、教えなかった理由を調査すると、57.1%「業務と関係ないプライベートな連絡が来るのは嫌だから」、54.1%「プライベート情報が流出してしまうから」という結果になりました。一方で「企業から禁止されているから」は24.5%となり、その他を除く最下位となりました。
■企業の52.5%は「業務で使用することを推奨されてはいないが、対策やルールがない」
回答者の所属企業において、プライベートのSNSアカウントを顧客に伝えないように対策しているかを調査すると、52.5%の企業で「業務で使用することを推奨されてはいないが、対策やルールがない」という結果になりました。一方で少数ではありますがプライベートのSNSのアカウントを「対策やルールがなく、業務で使用することを推奨されている」企業が7.2%存在することも明らかになりました。
<調査概要>
調査エリア:全国
調査実施期間:2017年03月10日(金)~2017年03月12日(日)
調査対象者:18~49歳
雇用形態:正社員、派遣社員、契約社員
条件:所属企業の業務上、週3回以上接客、営業で顧客と接している
サンプル数:824サンプル(男性412名、女性412名)
調査方法:インターネット調査
常にインターネットに接続されている端末を、常に持ち歩くことが当たり前になってきた昨今、情報伝達手段は「常に存在する」ということが前提なのかもしれない。そんな環境が故の悩みなのかもしれない。ただ、もはやそれらを「禁止」することは難しく、また、機会損失してしまうことにも繋がり、「見られない」「つなげられない」ということの方が、業務をやりづらくする世の中であり、それらは更に加速化することが想像できる。
仕事“でも”なのか、仕事“専用”で、なのかは分からないが、既に“社会インフラになっているレベルのSNS”を、そういった環境下で使えるという切り口の需要は、今後更に増えてくるのかもしれない。
■会社概要
ワークスモバイルジャパン株式会社
本社:東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー8階
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